Tailor TOYO・TT15792-128 / Mid 1950s Style Velveteen Souvenir Jacket "ROARING TIGER x JAPAN MAP"

<商品説明>
テーラー東洋が展開するスーベニアジャケットのシリーズ、2025年秋冬の新作!TT15792-128/Mid 1950s Style Velveteen Souvenir Jacket "ROARING TIGER x JAPAN MAP"のご紹介です。
1950年代中期の作品、虎のモチーフは無数に存在するが、虎本来の力強さをここまで見事に表現したものは珍しいでしょう。光沢のあるイエローのレーヨン糸が深いダークネイビー色の別珍ボディと見事なバランスを醸し出しています。袖に描かれた登り龍は背面の虎とバランスする様に通常より長く描かれているのがポイントです。リバーシブル面はブラックの単色ボディに日本地図を描いたジャパンマップ柄。富士山や龍などのモチーフと赤い桜を背面の中心に配してアクセントとしたその完璧なバランスに当時の職人のセンスが感じられます。

<スカジャンの由来>
スカジャンの正式名称はSouvenir Jacket(スーベニアジャケット)。
戦後間もない時期、横浜・港町や東京・銀座を中心に巷には着物や帯、ひな人形など、駐留米兵が好みそうな土産物を並べる露店が数多く存在し賑わっていました。その光景を目にした港商(GHQによる民主化政策の一環で財閥解体が行われるなかで誕生した商社)の社員が開発したのがスカジャンの始まりでした。欧米人に馴染み易いベースボールジャケットを模ったウェスト丈のジャンパーに、鷹虎龍などのオリエンタルな柄を刺繍で表現したものでした。

露店商で人気となったそのジャケットは、やがてPX(米軍の購買部が運営する米軍基地内の売店)の目にとまり、港商が正式納入業者として各地の基地に納入していたのです。当時の納品伝票にはSOUVENIR JACKETと記されていました。
スーベニアジャケットに使用される生地はアセテート生地。物資統制下で絹や綿の使用が禁止され、統制外素材のレーヨンが使用されていました。着物(シルク)の手触りに似ていたアセテート生地がシルクとして売られていた時代です。それに桐生や足利の職人による手刺繍が施されていました。

港商商会は現在の東洋エンタープライズの前身。港商の社員だった小林 進氏が起ち上げた企業でした。今も尚、「テーラー東洋」のレーベルで生産を続けその伝統を継承し続けています。

<性格の違い>
お土産物(スーベニア)だったジャンパーも時代の変化が性格を変えていきます。意気な米兵のスーベニア(お土産物)が日本の若者によってファッション衣料に代わります。そして現代...スカジャンを羽織る女性の姿を見る機会が多くなりました。カジュアルの一スタイルとした新たなファッションムーブメントの到来でしょう。戦後、港商商会が生んだ米兵たちのスーベニアジャケット。その原点を知ればその深い魅力にハマります。彼ら米兵が纏ったType A-2と同じようにスーベニアジャケットの魅力を紐解きながら羽織るのもまた高貴な趣味のひとつと云えるでしょう。

<計測データ>
M   身幅(バスト)58.5cm 着丈59.0cm 裄丈80.0cm
L   身幅(バスト)60.5cm 着丈61.0cm 裄丈83.5cm
※計測データには測り手による個体差が在ります。

<詳細>
品名:Tailor TOYO・Mid 1950s Style Velveteen Souvenir Jacket"ROARING TIGER x JAPAN MAP"
品番:TT15792-128
カラー:128)Navy
サイズ:M,L,XL
表生地:別珍100%、ライニング:アセテートレーヨン100%、ニットリブ:アクリル100%、刺繍:レーヨン糸、ジッパー:オリジナルデザイン
価格:¥89,000+税(税込み¥97,900)
※この商品はヴィンテージが持つ独特の雰囲気を踏襲する為、素材や縫製、刺繍などに特殊な技法が取り入れられています。その為、糸切れやニットの伸び、刺繍の欠落などが在ります。不良ではなく良品として販売されているものであることをご理解ください。
 ML
128)Navy
型番 TT15792-128
販売価格
89,000円(税込97,900円)
購入数